Archive for the ‘バイク’ Category
ブレーキフルード交換
なんだかリアブレーキの効きが悪くなってしまった。リアタイヤを外して洗車やグリスアップをしたときにディスクローターにオイルが付着してしまった気もするのだけど、ブレーキパットとブレーキフルードを交換してみることにした。購入して1年3ヶ月、18,000km走行してるしね。
ライコランド千葉店でブレーキパッドを眺めたが、デイトナの一番安いハイパーパッドにはKLX125のリア用は無いのね。フロント用はあるのに。その上の赤パッドは品切れで、デイトナの工場が被災してて次の入荷が8月なのだとか。ブレーキパッドはあきらめて、ホンダのブレーキフルード500ml 1000円程のを購入。その後ファクトリギアで8mm-10mmのメガネレンチ、100均でオイル注しと金魚用のエアチューブを購入。
早速ブレーキフルード交換。新品のブレーキフルードは白ワインのようなほぼ透明なのだけど、フロントはなんだか黒っぽい変な色。
リアはよくある茶色になっていた。フロントの方が劣化してたのかな?
ブレーキフルードの交換作業は、そんなに難しくはないが一人でやっているとリザーバタンクが空になってしまいエアがホースに入ってしまってやり直しになる。それさえ無ければとても簡単な作業なので、1年に一回は行おうと思う。
ところで、この古いブレーキフルードはどう捨てれば良いんだろう??
KLX125整備
5月に2800kmちょっとのロングツーリングに行ってからKLX125の整備をサボってたので、ちょっとだけ気合いを入れて整備をしてみた。
まずは気になってたリアサスのリンク部分のグリスアップ。前回の整備で固着しかけてて、シールのリップ部分が破れ気味だったので。ジャッキで浮かせてリアタイヤを外し、ロッカーアーム、タイロッド、ショックアブソーバを取り外す。タイロッドを抜くのにブレーキペダルのスプリングを外すのがちょっと面倒。
前回固着しかけてたところが、今回は本格的に固着してた。ゴムハンマーでぶっ叩いてもびくともしない。プラ製の安物バイス(万力)で押したら少し動いたけどプラスチックの柄が折れてしまった。仕方なくベニヤ板とボルトとワッシャで急造のベアリングプーラーを作ってなんとか取り外す。案の定、スリーブはサビとブッシングのカスの固着でかなりガビガビになっていた。
画像は固着したスリーブとブッシングとオイルシール。スリーブは左端だけピカピカしててそれ以外は黒くガビガビだけど、ほんとは全体がピカピカしてるべきもの。オイルシールは2つだけど、片方は朽ち果てていたので捨ててしまった。これらは新品を購入してたので交換。急造のベアリングプーラーでちょっと苦労しつつ取り付けも完了。
スイングアームは外さなかったけど、チェーンオイルで汚れてたので洗ってみた。ついでにサイドカバー、シート、リアホイールを風呂場で洗う。
リアサスをグリスを塗りたくって組み付け。モリブデングリスが良いんだろうなと思いつつ、錆びるのも嫌なので手持ちのエーゼットのウレアグリスにしてみた。シールを少しばかり攻撃するみたいだけど。チェーンは前日に灯油で洗っておいたので、エンジンオイルに浸してから取り付け。結構伸びてるからもうじき交換しないとダメかも。ついでにちょっとヒヨヒヨ言いはじめてたフロントホイールをグリスアップ。最後にエンジンオイルを交換した。冬に間違って購入した15W-50をやっと暑くなってきたので投入。
まだ乗っていないのだけど、リアサスがマトモに動くとどう乗り心地がかわるか楽しみ。でも1年ちょっと乗っただけでスリーブが固着するのは設計ミスじゃないかな…
出雲大社 – 剣山スーパー林道ツーリング
1ヶ月近く前になるが、4/29から10連休が取れたので、KLX125でロングツーリングに行ってきた。
本当は東北を回りたかったのだが、3/11の地震でさすがに無理っぽかったので、3月のツーリングに引き続き西日本に行くことにした。前回は太平洋側経由だったので、今回は日本海側経由で、「出雲大社」「剣山スーパー林道」が主な目的。
●4/29
まずは日本海を目指すのだけど、せっかくなので去年とほとんど同じコースにしてみた。日光→いろは坂→中禅寺湖→金精峠→沼田。夏至が近いとは言え5時半頃には薄暗くなってくるので、去年宿泊した野尻湖ではなくて糸魚川で一泊することにした。不動の滝キャンプ場という無料キャンプ場を目指したら、積雪がまだ残っていて通行止めで断念。結局「美山キャンプ場」という有料キャンプ場にした。
走行距離:458.2km
●4/30
海沿いに西へ。ひたすら走ると、福井の東尋坊という観光名所があったので立ち寄る。溶岩が固まった岩が柱状になっているのが珍しいらしい。観光客がうじゃうじゃいるし小雨が降ってきたしで早々に立ち去る。
敦賀にある「野坂いこいの森キャンプ場」という無料キャンプ場で一泊。
走行距離:337.5km
●5/1
朝イチで、日本三大松原である気比の松原に行ってみたが、小雨が降っていて今一つ。ツーリングマップルを見ていると若狭幹線林道というのが目に入ったので行ってみたが、がけ崩れで最後まで走れず残念。
京都の天橋立も目の前まで行ったのだけど、あまりの観光地化と観光客の多さに立ち寄る気を無くしてスルー。
鳥取砂丘のあたりで夕方になったので、砂丘のそばの「柳茶屋キャンプ場」という無料キャンプ場で一泊。
走行距離:377.6km
●5/2
大山にも寄りたかったが諦めて、ひたすら海沿いを走る。境港で鬼太郎ロードに寄ろうかと思ったがバイクを置ける場所があるかわからないのでパスして、地蔵崎(美保関)へ。景色が良いらしいのだが、折角晴れてるのに黄砂で遠くの景色が霞んでよく見えず。
そして出雲大社へ。参道に屋台があったり大音量で神楽舞があったりで、伊勢神宮のストイックさと違った下世話さで親しみやすくて面白い。
残念ながら本殿は遷宮のための屋根の葺き替えだかで仮殿しか見られず。
神楽殿の注連縄はたしかに巨大だった。
折角なので、近くにある日御碕にも行ってみた。東洋一の高さの灯台だそうで。ご当地ソングのド演歌が大音量でリピートしてるのは恥ずかしいぞ…
山口県も行ってみたかったが、日程的に厳しくなってきたのでしまなみ海道へ。広島はサックリと通り抜けるだけにして、しまなみ海道の大三島にたどり着いたところで日没。多々羅キャンプ場で一泊。
走行距離:465.2km
●5/3
愛媛の今治に渡り、別子ラインを走る。舗装林道より劣悪な気もする県道126号経由で、四国の水瓶こと早明浦ダム。そして祖谷渓の祖谷のかずら橋へ。子供の頃に味噌のCMで「いやのかずらば〜しゃ〜ゆらり〜♪」と刷り込まれているので、ぜひとも行ってみたい観光地だったのだ。でも小雨が降ってるのに橋を渡るのに100人以上の列が出来ていて、渡るのを断念。祖谷渓を通って、「美濃田の淵キャンプ場」という無料キャンプ場で一泊。
走行距離:279.7km
●5/4
早朝からリベンジで、祖谷渓を通って再度かずら橋へ。
かずら橋は鉄のワイヤーが仕込まれていて安全性は大丈夫なのだけど、かなり揺れて怖い。
剣山スーパー林道に行くために、国道439号へ。この道は酷道マニアでは有名なヒドい道で、ヨサクという愛称まであるらしい。その中でも劣悪な京柱峠までの短い行程だったが、舗装林道かと見間違えるようなガードレールもないひび割れだらけの1車線の道で、これが国道とは恐ろしい。京柱峠から国道195号へ抜ける京柱林道は、そこそこ整備されていたが深めの砂利ありアップダウンありで結構面白かった。そして国道195号を走り、剣山スーパー林道に到着。
剣山スーパー林道は全長86kmもある日本一の林道で、オフ車乗りなら一度は行ってみたい聖地。入り口では気合の入ったバイクとウエアの集団がいて、荷物満載の原二オフはかなり場違いな感じで居心地が悪い。
でも走破した感想としては、イマイチというのが正直なところ。86kmと長いので堪能はできるけど、終始フラットでよく整備された砂利道なので、なんだか教習所で延々と走らされているような感じ。下手クソな私がこんなことを言うのはおこがましいのかもしれないけど、京柱林道のほうが印象に残ってるかも。私はアタック系の林道のほうが好みなのかもね。
林道で疲れたので、林道出口の近くの月ヶ谷キャンプ場で一泊。
走行距離:224.9km
●5/5
徳島港から、フェリーで和歌山港へ。とりあえず当初の目的地は行ったので、あとは千葉まで4日かけて帰るだけ。飛騨から長野を回って帰ろうかと思いつつ、とりあえず東へ向かう。
適当に飛鳥とか通りつつ、たどり着いたのが滋賀県甲賀市の岩尾キャンプ場。池のほとりで雰囲気はいいのだが、水もトイレも無い、ちょっと辛いキャンプ場だった。飯を食って、温泉にでも行くかとキャンプ場から少し走ったところで携帯電話が圏内になり、兄からの不在着信履歴を発見。何かと思って電話してみたら、親父が亡くなったからすぐに岡山の実家に帰ってこいとのこと。急いでテントを畳んだのが夜の9時で、カーナビに実家を入力すると242kmとの表示。急いで帰りたいけど事故ると大ヒンシュクだしで、安全運転を心がけつつ帰宅したのが朝の4時…
走行距離:275.7km + 242km
●5/14
会社から忌引き休暇を1週間もらったものの通夜とか葬式とか事後処理とかで忙殺され、結局千葉へ帰るのは3月のツーリングと同じく徳島→東京のフェリーとなった。翌5/15に有明に到着し、千葉の自宅へたどり着いた。
〜まとめ〜
最後は予想外の展開だったが、出雲大社、祖谷渓、剣山スーパー林道と満足なツーリングだった。雄大な北海道や、まだ走ったことはないが面白そうな九州も良いのだけど、四国も開放的で面白い。いつかは国道439号線を起点から終点まで走破してみたいものだ。
バイク整備&花見
紀伊半島=四国ツーリングに行った翌週に、バイク屋から案内が来てた12ヶ月点検を受けてきた。色々とチェックで8400円のところが、プラグ交換とオイル交換で9990円。プラグは交換して9000kmくらい走ったし、オイルも長距離ツーリングをしたことだしで、プラグとオイルの交換は自分でも出来るけどやってもらうことにした。
結果、タイヤ前後とフロントのブレーキパッドが交換時期とのことだったので、ライコランド千葉店でデイトナのブレーキパッド(黒の安いやつ)を買って交換。パッドはまだ3mmくらい残ってたけど、フロントのブレーキディスクに段差が付いてたのでもう寿命だったのかな? ついでにフロントタイヤを交換したところで体力が尽きたので作業を打ち切り。
翌週にリヤタイヤを交換。リヤタイヤの付け外しも3回目なのでだいぶ慣れた気がする。
ブレーキパッドの慣らしをかねて、いつも行ってるあけぼの山公園に桜を撮影に行ってきた。満開で花見客もたくさんいたが、バイクなので酒が飲めず残念。
紀伊半島-四国-鳥取砂丘ツーリング
勤続xx年ということで11連休が取れたので、3/10〜3/21まで岡山の実家への帰省を兼ねて西日本をぐるりとツーリングしてきた。本当は日本海側を通りたかったが、まだ寒くて雪や凍結が恐いので太平洋側を回ることにした。今回のテーマは、海岸&フェリーということで。
●3月10日
千葉県北西部から太平洋側で西に行くには、普通に行くと東京を抜けていくことになる。延々と東京の都心を走るのも味気ないので、千葉の南部から三浦半島に東京湾フェリーで渡ることにした。千葉側の金谷港まではこれまた味気ない国道16号なので、始発の5:00の便に乗ることにして夜の間に移動することにした。小学生の遠足ではないが興奮して眠れず(苦笑)、2:00には出発。夜なので道も空いていてあっさりとフェリー乗り場に4時前に到着してしまい、待合室も開いてなくて寒かった。やっと5:00になりフェリーにも乗れて、1時間の船旅を長椅子で寝て過ごす (外は真っ暗で見えないし)。
三浦半島をとりあえず巡る。マグロを食べたいところだが早朝なので店が開いてないのが残念。途中、立石海岸で富士山を眺めてみたり。
江ノ島あたりを正面に富士山を見ながらダラダラと走る。伊豆半島は去年のGWに走ったのでパスして箱根峠を抜ける。路肩に雪が残っていて、道が凍結していそうで余りスピードが出せず、寒くて道の駅で暖をとった。道の駅からの芦ノ湖。
静岡では、三保の松原に寄り道。まぁ松と砂浜があるなぁという感じで、特に面白くもなく。
御前崎では灯台を見たが、逆光だったのと小高い丘の上にあるのとで写真は撮らず。結構風が強くて走りにくい。
夕方になったのでテントを張る場所を探したが、3月ではキャンプ場は営業してなくて、微妙に町中で公園も人目が気になる。というわけで30分くらいウロウロして、浜岡原発の近くの大東というところで海岸の自転車道沿いに人が来そうにないところを見つけてゲリラキャンプ。米を炊いてスーパーで買っておいた総菜で夕食にして、夜は2kmくらいの距離の大東温泉に入ってから就寝。
(走行距離:403.5km)
●3月11日
ゲリラキャンプなので人目を気にして、夜明け前の5:20に出発。海沿いに西に向かい、渥美半島の先端の伊良湖岬から伊勢湾フェリーで三重県の鳥羽へ。
2時間の船旅で、紀伊半島に上陸。今回の旅の目的地の一つ、伊勢神宮へ。まずは内宮。さすが伊勢神宮、荘厳で素晴らしい。
外宮にも行ったが、やっぱり内宮の方が行く価値がある。実際には11の宮があるようだが、時間もないので残念ながら行けず。
志摩半島を海沿いに周っていると、昼過ぎに浜島というあたりで消防車がうろうろして漁村の人たちが堤防から海を見つめている。何事かと思ったら、ちょうど東北の大地震で津波警報が出たため高台に避難していて津波の心配をしていたのだった。海沿いにテントでも張ろうかと思っていたが怒られそうだったので、高台のほとんど人の通らない道沿いの空き地にテントを張ることにした。風呂にも入らず、持参した棒ラーメンで夕食にして就寝。
●3月12日
6:00出発して、紀伊半島を海沿いに一周。ツーリングマップルは関東、中部/北陸、中国/四国と3冊持ってて充分だと思ってたら、紀伊半島は関西版にしか収録されていなかったので、あわてて本屋で購入。南下していると、南端の串本へは通行止めとか嫌な表示が目に入る。それでも進むと、紀伊勝浦から串本への橋が津波警報のために通行止めになっていた。交通整理のバイトのあんちゃんに聞くと、迂回路があるらしくてなんとか串本へ。潮岬は開放的で楽しい。
灯台の近くの芝生の広場はそのまま無料キャンプ場になっていたので泊まりたかったが、まだ日が高かったのと、歩道の工事の作業者がたくさんいたので先に進むことに。紀伊半島の西側は風が強く、あまり走りやすくはない。3日目ということもあり疲れで熱っぽくなったので、御坊でビジネスホテルに宿泊。紀伊半島はやはり大きく、1日では周りきれない。
6:20にビジネスホテルを出発。和歌山港まで直行し、フェリーで四国徳島へ。そして四国最東端の蒲生田岬へ。美しい入り江の狭い道を抜けると鄙びた灯台があり、とてもいい雰囲気だった。
そしてさらに南下して、室戸岬。室戸岬夕陽ケ丘キャンプ場で幕営して、灯台へ。灯台に行く途中で、やたらインパクトのある廃墟が。その筋では有名なレストランの廃墟だそうな。
灯台へは道が分からず苦労したが、灯台のすぐ裏手の展望台まで行くことができた。
夕日が綺麗だったので撮影してみた。このあたりはダルマ夕日という水平線で夕日の下端がにじんだような夕日が見られるようだが、雲があったので残念ながら見ることは出来ず。
その後食料を買ってきて、米を炊いて夕食。風呂も入らず就寝。
キャンプ場の料金は1000円で、管理人が集金に来るとのネットの情報だったが、来なかったのでそのまま5:05に出発。海沿いに足摺岬を目指す。
途中高知市に龍河洞という鍾乳洞があったので、鍾乳洞マニアの同僚への土産話に寄ることにした。シーズンオフの平日の早朝ということで他に客はいなくて貸し切り状態。専属で説明のお姉さんが付いて説明してくれてラッキー。なかなか見応えが有って楽しかった。
その後、桂浜へ。まぁ綺麗な砂浜と龍馬像があるなぁという感想。日本の近代史には思い入れは無いのよね。
足摺岬に行こうと思っていたが、到着する頃には日が暮れてしまいそうだったので、四万十川を遡って、温泉の近くの網代キャンプ場へ。無料キャンプ場ということだったが、単に河原の近くに公衆トイレがあるだけ。しかも公衆トイレは工事中で使えず(苦笑)。
近くの定食屋で川えび定食をいただいた後、温泉へ入ってから就寝。
5:30に出発して、足摺岬へ。さすがは四国最南端、団体の観光客がたくさん。
洞門という穴の空いた巨大な岩があるとのことだったので歩いていってみたが、さすが南国、かなり汗をかいてしまった。
次は、四国最西端の佐多岬を目指す。途中、きれいな景色を撮影してみたり。
日没が近付いてきたので、予定を変更して桂川渓谷キャンプ場へ。無料の静かなキャンプ場とのことだったが、シーズンオフなので炊事場とトイレは使用不可の張り紙が。まぁ水は持参しているので、気にせず幕営。もちろん他に人はおらず、とても静かだった。
米を炊いて夕食にした後、近所の温泉へ。天気予報で雪が降るとのことでビックリ。雨ならなんとかなるが、雪と凍結はバイクには辛すぎる… 憂鬱な気分のまま就寝。
深夜、バサバサとテントに何か落ちてくる音が聞こえる。雪が降り始めたかとがっかりしながら、雪が激しくなる前になるべく前に進もうと出発を急ぐことにした。4:25に出発。でも雪は降っておらず、あれは落ち葉がテントに落ちた音だったらしい。
まぁ気を取り直して、佐多岬へ。風がとても強くて走りにくい。おまけに佐多岬のメロディラインはいくら走っても終わらない。やっと先端に付いたと思ったら味気ない駐車場で、灯台は歩いて1.8km先とのこと。こうなったら灯台まで行くしかない。結構急なアップダウンの道を歩いて、やっと灯台まで到達。かなり疲れた。
そして今回のツーリングの一番の目的地、しまなみ海道へ。125cc乗りなら一度は渡っておきたい橋だよね。とは言え島また島という感じで、最初は楽しいけど最後の方は投げやりになってたり。
しまなみ海道を渡りきると尾道。日没は近いし小雪は舞っているしで最悪。尾道で一泊しようかと思ったけど、実家の岡山県瀬戸内市までは100km弱だし観光名所も無いしで、そのまま夜の国道2号線を通って実家に向かった。20:00ごろ到着。
職場の同僚のB級グルメマニアからレポートを頼まれていた、日生(ひなせ)のカキオコを食べにいった。実家から20kmほどのところで、牡蠣がやたらたくさん入ったお好み焼きを岡山県のB級グルメということでプッシュしているらしい。新聞記事で紹介されていた安良田というお好み焼き屋でカキオコ 900円をいただく。まぁ牡蠣が入ったお好み焼きですね、とそのまんまな感想しかないのだが、まぁB級グルメだしね。
●3月19日
実家にいても暇なので、津山のB級グルメの「ホルモンうどん」を食べに行くことにした。ツーリングマップルで景色の良さそうな道を下調べして出発。適当に走りながらカーナビをチェックしたら、鳥取砂丘もそんなに遠く無さそうな感じだったので目指してみたり。鳥取の智頭までは快適なツーリングだったが、間違えて鳥x自x車道(自x車専x道路)に上がってしまって大変。無料区間だったのでポリさんはいなくて捕まりはしなかったが、他の車のスピードは速いし路肩に雪は残ってて凍結してそうだしで少し肝を冷やしてしまった。志度坂トンネルのあたりは道がややこしくて… 道の駅清流茶屋かははらで国道53号線に降りて一安心。
鳥取砂丘は、単なる巨大な砂浜。観光客も数えるほどしかおらず、何だか拍子抜けしてしまった。いつもは観光客がうじゃうじゃいるらしいけど、どうやら東北の大地震の影響で中国人の団体観光客がいなかったらしい。
その後は国道53号線を通って津山でホルモンうどんを食べる。ホルモンのぶつ切り入りの、専用ソースで味付けした焼うどん。ホルモンは柔らかくて美味しいが、ソースの味がキツすぎるような。
(走行距離:3月18日と合計で287.7km)
●3月21日
11日間の休暇では帰りも同じ日程はムリなので、フェリーを使うしかない。徳島港を11:10出航なので、5:00発の宇高国道フェリーで宇野港から高松港に渡ることにした。あいにく雨だったが、まぁ帰り道は景色を楽しむ気もないので問題ない。実家を3:00に出発したら、宇野港には3:40に到着してしまったので、4:20のフェリーで高松港へ。そして徳島港へは7:30に到着してしまった。出航まで食料を買い出してぶらぶらと時間をつぶし、乗船。とても暇な船旅を楽しんだ。
●3月22日
5:30に東京の有明フェリー埠頭に到着。ここでも雨だったが、早朝なので道も空いていて1時間ちょっとで帰宅。そのまま出社。
(走行距離:3月21日と合わせて169.2km)
●旅を振り返って
総走行距離2831.9kmの長い旅だったが、なかなか面白かった。ゲリラキャンプ2回、ビジネスホテル1回、キャンプ場3回、フェリー泊1回と結構自分も旅慣れてきたかなという感じだろうか。時間があればもっと遠く(九州とか)を周ったり、じっくりと観光地を楽しんだりできたのだが、会社勤めだと仕方がない。定年退職したら日本一周でもしたいものだ。
ゲリラキャンプは、水さえあればなんとかなることも分かった。水は米を炊くことを考えて2リットルのペットボトルを持参したが、うまく使えば1リットルでもなんとかなりそうだ。もちろん弁当やパンで済ませるのならば水すら不要だ。
KLX125は燃費もよく、積載も工夫すれば一人分のキャンプ道具でも問題ない。尻が痛くなると言われているが、自分は400km走っても尻へのダメージはかなり小さい(最初は痛かったが慣れた)。右手首が痛くなるのが今の悩みだったりする。
とりあえず、今回の旅も無事故で立ちゴケ2回だけで済んだ。これからも安全第一で走ろうと思う。
袋田の滝
日本百名瀑にも数えられているらしい「袋田の滝」に行ってきた。バイク(KLX125)では寒くて道が凍結しているかもと完全防寒&プロテクター全装着で防備したが、思いの外暖かくて快適だった。
入場料300円なだけあって、展望台が数カ所あって楽しめる。数日前に結構冷え込んだからか、滝が凍結していて壮観だった。
今回のレンズは18mm-55mmのズーム(DA 18-55mm F3.5-5.6AL WR)では目一杯引いても画角に収まらない場合もあり、もっと広角であればとも思うこともあったが、多分自分の腕が未熟すぎるからだろう。
三脚も持って行ったが、観光客が結構いたので使わなかった。何人か三脚を持った人もいたが、全員気合いの入った爺さんだった。
バイクで走っていると竜神峡つり橋の案内板があったので寄ってみたり。なんでも歩行者専用の橋としては本州一の長さとのこと。なんて微妙な…
この後、友人の家に泊まり、アンコウ鍋を食ってスーパー銭湯に行ってきた。アンコウ鍋はやっぱり美味いね。
今週のバイク整備
まずは洗車。12月末の房総ツーリングで林道を走ってから泥まみれのままだったのだが、寒さと水の冷たさに負けてそのままにしてた。考えてみれば台所から水をホースで引いているので、湯沸かし器で温水を出せば冷たくないわけだ。というわけでさっくりと洗車。水が冷たくないと、はかどるなぁ。
そして今日の本題。KLX125はタイ生産だからかカワサキだからか、グリスが少なめという話をあちこちで目にする。前輪のヒヨヒヨ音もそれが原因で、これは既に何度もばらしてグリスアップ済み。後輪もタイヤ交換でばらしてるところはグリスアップしてるけど、リンク周りはまだしていない。先週のパンク修理のときにロッカーアームを外そうとしたのだけど、ナットが固くて回らず断念していたのだが、再挑戦してみた。
ナットは非常に固かったが、ラチェットを足で蹴飛ばしてなんとか回せた。ボルトを抜くのがパズルのようで悩んだが、あれこれ試してやっと分解成功。
右の三角なのがロッカーアームで、シャーシ、スイングアーム、サスペンションを連結するもの。それぞれ右のボルトとナットで連結され、ロッカーアーム内のスリーブがグリスで潤滑されて自由に回る…はずなんだけど1カ所全然動く気配がない。残り2カ所はウレア系のグリスをべたべた塗ってグリスアップ。残り1箇所は仕方なく叩いて抜いてみたら、グリスが固着したのかガビガビに固まっていた。
ウェスで拭いても取れないので、紙ヤスリでこそげ落としてみた。
まぁまぁ滑らかになったので、グリスをべたべた塗って再挿入。手で回してもそんなに違和感は無い。中のゴムのスリーブの両脇のシール状のところがちぎれかけていたが、見なかったことにした。
取り外しのときにコツが分かったので、組付けはあっさり完了。半年後くらいにまたグリスアップしよう。
そして先週灯油で洗って干してたチェーンを取り付けて、今日の作業は終了。
明日はタイヤの空気圧を調整したら、パンク防止剤を買いにライコランドに行ってくるか。
タイヤ到着
通販で頼んでいたタイヤ一式が到着した。KLX125のタイヤはレース用を除くとダンロップD605一択となるので、悩む必要すらない。
前回の購入と同じく、北海道ツーリングの帰りのフェリーで一緒になった人から教えてもらったGT商会というショップで購入した。
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商品コード 数量 単価(税込) 小計(税込)
商品名
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792315 1 ¥3,300 ¥3,300
ダンロップ D605 F 70/100-19WT (42P) KAWASAKI KLX125 OEM
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792316 1 ¥3,300 ¥3,300
ダンロップ D605 R 90/100-16WT (51P) KAWASAKI KLX125 OEM
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790016 1 ¥1,500 ¥1,500
ダンロップ ノーマルチューブ 90/100*100/90-16 TR4
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790032 1 ¥1,200 ¥1,200
ダンロップ ノーマルチューブ 2.50*70/100*70/90-19 TR4
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792129 1 ¥320 ¥320
ダンロップ リムバンド 22-16
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792148 1 ¥320 ¥320
ダンロップ リムバンド 18-19
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999002 1 ¥420 ¥420
代金引換手数料
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999996 1 ¥525 ¥525
配送料
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お支払合計 =10,885円(うち消費税517円)
前後のタイヤ、チューブ、リムバンドで色々込みで1万円ちょっと。自分の走り方だと7,000kmくらいで交換することになるけど、パンク防止剤を入れても15,000円以下なのは財布に優しくて嬉しい。
パンク修理
ブログ用のデジカメ画像の画質にはあまりこだわりを持っていなかったのだけど、バイクで海に山にと旅するようになってからは、少しこだわりたくなってきた。というわけで、デジカメを購入。まぁそんなに本気でやる気も無いので、とりあえず安価だった中古のPENTAX K-7レンズキット (本体と18-55mmズームレンズのセット)。でもウェストバッグや三脚とかを買いそろえると結構な金額になってしまった…
でも旅先でいきなり使いこなせる自信も無いので、近所の公園(そこそこ大きい)で練習をしようと一昨日KLX125で出発したのは良いけれど、何だか後輪の様子がオカシイと思ったら、パンクですっかり空気が抜けていた。自宅に帰れば予備のチューブがあるので修理できるけれど、空気の抜けたタイヤで走るのは恐かった。自転車みたいにペッタンコにはならないので結構まっすぐ走れるのだけど、さすがに25km/hくらいしか出せない。途中バイク屋で空気を入れてみてもらったけど、あっという間に空気が抜けてしまった。
なんとか無事帰宅して、早速パンク修理。自転車置き場を占領して悪戦苦闘…
先日買ったメンテナンスジャッキが大活躍。リヤホイールを外しても安定している。
チューブを外したら、バルブの根元がちぎれかけて大穴が。おそらく林道を走るのに空気圧を下げて走って、その後もしばらくそのままにしてたのでチューブとリムがずれてしまったのだと思う。空気圧は適正値にするという基本が守れていなかった。まぁ11,600km走ったので寿命だったのかもしれない。
ついでにチェーンも灯油で洗浄。かなり汚れててビックリ。
南房総ツーリング
何だか間が空いてしまった。実は10月末に奥多摩=山中湖=道志みちの1泊2日ツーリングに行ったのだが、オーディオ関係の集会の参加が目的で会場の民宿に泊まったのでブログ記事にはしなかったり。
さて、12月末は天皇誕生日が木曜日なので、24日の金曜日にさっくりと有給休暇を取って4連休にしたので、ツーリングに行くことにした。とは言っても真冬なので北に行くと道が凍結しているかもしれない… なので南房総(千葉県の南の方)に行くことにした。実は去年の3月にバイクを買ってまだ9ヶ月なのに3度目なわけだが、まぁなかなか楽しいので良しとしよう。
まずはいつもの通り、利根川沿いに走って犬吠埼。さすがに3度目だと面白くもないのだが… まぁ冬の太平洋を眺めてみたり。
ちなみにバイクはこんな感じ。
その後、屏風ヶ浦へ。切り立った崖が続いているのが名前の理由。前回は崖の上からだったのでよく分からなかったが、対岸からだとよく分かる。
そしてなるべく海沿いを通って南へ。海に平行して走る県道30号線は、海はほとんど見えないけど信号は少ないし車は少ないしで走りやすくて楽しい。
勝浦を過ぎて、安房小湊の海鮮料理「いいとこ」で刺身定食。結構美味い。
実は、今回の旅の目的は、ゲリラキャンプ(無許可のキャンプ)を体験することだったり。今まではキャンプ場に泊まってたんだけど、これだと前もって予約が必要だったり、観光地でないとキャンプ場自体が無かったりと結構不便。そこで、山や河原の空き地で勝手にテントを張ってしまおうと。熊や野犬にもまして、おまわりさんやヤンキーが怖いけどね。千葉県の林道を紹介したホームページで前もってリサーチして、林道の空き地でテントを張れそうな場所をピックアップしてたのだ。
まずは、花立山林道の奥にある空き地を目指す… って、いきなり入り口で厳重なバリケードが。事前にチェックした情報だと左側に隙間が有ったはずなんだけど、黄色のテープで塞がれていて侵入できず。
ならば次の候補地、伍参林道へ。前回は内浦山県民の森の中を突っ切って近くまで行ったような気がするけど、今回は安房天津から天津林道を北上して行くことにした。前回は北から天津林道を南下しているので、道は分かるはず。って、いきなり道を間違えて県道81号線を走ってるし。でも地図によると清澄寺あたりから行けるようなんだけど… でもやはり林道入り口はガードが固く閉まっていて入れず、伍参林道も諦めることに。
仕方なくキャンプ場を探すことにしたけど、真冬に空いているのかも分からず、26日までやっているとホームページに有った亀山湖畔の稲ヶ崎キャンプ場 へ。管理棟の前まで行って電話をすると、「前日予約でないとダメ」だそうで… もう15時半で、日没まで1時間しか無いので、仕方なく目の前に有った民宿で素泊まりすることにした。ゲリラキャンプのはずが、キャンプ場ですら無く民宿とは…
まぁ、キャンプ場はちょっとリッチなところだと1000円くらいで、銭湯とかに行くとこれまた1000円くらい。素泊まりだと5000円くらいだから、プラス3000円でテントを張らず寒い思いもしなくて済むのならば、それもアリかもしれない。
翌日は、とりあえず南端を目指す。でもなんだかとても風が強くて、まっすぐ走れない程。恐い思いをしながらなんとか南端を海沿いにぐるりと回る。
そして、宿泊予定地の畑塩井戸林道へ。2kmほどのダートで山を登ると、開けた空き地がある。ここにはなんとトイレがあるので便利(もちろん水洗じゃないけど)。どうやら遊歩道(登山道?)の一部のようで、歩いて登れる道が山の上まで続いているようだった。
さっそく荷物を降ろし、テントを張る。眺めが良くて気持ちいい。
米と水しかないので、林道を下って食料品店へ。でも小さな個人商店しか無くて、鯖の味噌煮の缶詰と缶チューハイ、つまみのソーセージしか手に入らず。
ついでなのでテントにもどる途中で、隣にある増間林道へ。増間ダムの横を抜けて、妙に滝のある山道を登る。でも泥ぬたで走りにくいぞ。日も暮れそうなので2つ目の滝のところで引き返してテントへ。
米を炊いたが、風が強くて火加減が適当になってしまったためか、妙に芯の残ったまずい飯になってしまった。まぁ鯖の味噌煮をぶち込んで喰えば腹は膨れるけどね。日も暮れて暗くなった後は、その辺に落ちてる枝を焚火台に入れて焚き火をしたり。こっそりとゲリラキャンプをしているので目立たないようにしていたいのだけど、なんだかやたらと良く燃えて明るくなりすぎたので、枝はまだ残ってたんだけど途中で止めた。山火事になっても責任取れないしね。
クリスマスの夜にこんな山奥に一人でテントを張って野宿してるのも、考えようによっては侘しいけど、これはこれで自由で良いもんです。
真冬だったけど、あまり寒くはなかった。テントに夜露も降りてなかったし。さすが南房総。
翌日は、折角なので有料道路でショートカットして鴨川へ。鴨川有料道路は、125ccだとたった20円。料金所もとてもやる気が無い。無人な上にゲートすら無いし。
そして東岸の鴨川から嶺岡中央2号林道=1号林道=4号林道=3号林道と舗装林道を乗り継いで西岸の安房勝山へ。鋸南の「ばんや」で太刀魚の煮付け定食で昼食。
そして、山中林道=大山林道=横尾林道=高山林道とダートを乗り継いで、とりあえずダート分は満足。その後は帰るだけなので、千葉市の混雑を避けて茂原=東金=成田と迂回したがこちらも混んでた。
とりあえず真冬の2泊3日のツーリングだったが、キャンプ場でなくてもなんとかテントを張ることは出来た。もう少し精進してみるかな。まずは682.2kmを無事故無違反だったということで。