Archive for the ‘スピーカー改造’ Category
スピーカー測定
石田さん、竹内さん、内山さんに先日聴いていただいた拙宅のスピーカーだが、OmniMicで測定したところ、900Hzと3kHzに結構大きなディップのあると指摘されてしまってた。下図は軸上50cmでの周波数特性。
対策を検討するためのデータ採集方法まで教えていただいていたのだが、重い腰を上げてやっと今日測定してみた。スピーカーのどこからどういう周波数特性の音が発生しているのかを調べるために、スピーカーの振動板から数mmの至近距離で、振動板の中心から末端まで1cm間隔で周波数特性を測定するというもの。
振動板は直径20cmで、0が振動板の中心(0cm)、10が振動板の末端(10cm)。
中心部(0cmと1cm)で10kHzあたりのピークがあるが、軸上50cmでは目立っていない。面積が小さいのでエネルギーが小さいのだと思う。
問題の3kHzのディップは、2cmから10cmまですべてで落ち込んでいるようだ。振動板が発泡スチロールの塊なので固有振動があるのか、エッジかダンパ糸の固有振動なのかもしれない。応急処置で、中心部を隠すように(でも振動板には触れないように)粗毛フェルトのデフューザーを付けてみたら、3kHzのディップが改善されたように見える。しばらくこれで聴いてみるかなぁ。
スピーカー測定
昨日、MCAP-CRスピーカーを研究されている鈴木さんに、スピーカーを測定していただきました。
どんな結果が出るかヒヤヒヤしてましたが、そこそこ良好な特性だったようで一安心。結果はココに掲載しておきました。
その後、コイズミ無線で行われていたFeastrexのスピーカー試聴会へ。@168,000円のスピーカーユニット(これでも一番安い)の音は、確かにクセが無くて良い音だけど、2本で30万円はさすがに手が出ない。@1,830,000円のスピーカーユニットの音はさらに良かったけど、2本でレクサスが買えますがな。正気の沙汰とは思えない…
そのあと、鈴木さんのお宅にお邪魔してMCAP-CRスピーカーの音を聴かせていただいた。大編成のクラシックがお好きで低音にこだわりがあるとのことで、スケール感とか申し分無い良い音。勉強になりました。
自作をしていると市販品に興味が無くなるので、測定しないと不安になるのよね。でも測定を自分でしてしまうと、測定結果を良くするのが目的になってしまいそうな気も…
被害者
やはりうまくいかない…
やはりうまく動かなかった…
あの基板はMFBのコントローラで、デジタルでPD制御をしようとしたもの。デジタル部分は思った通り動いてるんだけど、A/D部分がねぇ。さすがに16bit A/Dコンバータ(Analog Devices AD976A)でもぱらぱらとノイズが乗ってしまい、ざらざらした再生音になってしまう。
それよりも問題は、PD制御のD制御部分。P制御は結構うまく動いてるんだけど、デジタルだとステップ応答の微分がインパルス状になってしまうので制御が全然出来なくなっちゃうのだ。やる前から分かりきってたことだけどね。解決方法は微分する前に一次遅れ(LPF)を入れて不完全微分にすることだけど、ATmega16の処理能力ではちょっと無理がありすぎ。
結局試せたのは単純なP制御だけなんだけど、ノイズが乗っていてもなかなか見所のある音がしていただけに残念。OPアンプでアナログ回路を組んで試すかなぁ。そしたらほんとにChaNさんのレーザープロジェクタの製作と同じになっちゃうんだけど…
配線が終わった…
スピーカーの低域の制動不足
だいぶマシになったけど、スピーカーの低域がまだすこしボン付いている。
もしかして、これってダンパレスにしているせいかも。いまはエッジだけで支えていて、この方が音の鮮度が上がると思ってるんだけど、これだと低域で振幅が大きくなったときの原点復帰が弱くて、低域の動きがきちんとコントロールできていないのかも。
週末にでも、ダンパ糸を付けて音の変化を聴いてみますかな。
スピーカーの低音のボン付き→解決
反発磁気回路の磁石を、4mm→8mmに広げました。これで、低音のボン付きは解決です。
やっと普通の音が聴けて、一安心。
解決…だと思う
スピーカーの低音のボン付き、とりあえず解決したと思います。
原因は、私の凡ミス。先日エッジを張り替えたとき、ダンパ糸を張らずにダンパレスにしたのですが、これだとエッジだけで振動板を保持することになっちゃうのにこのエッジが結構柔らかいので、前後方向の位置があまり定まらない。バッフル版と振動体の前面が面イチになるように磁気回路をセットしたのだけど、どうやら2mmくらい振動板が前に出ている状態がデフォルト位置のようで、低音で振幅が大きくなると磁気回路のオイシイところから外れちゃうので低音がボン付いてたみたい。
20Hzくらいの正弦波をPCから入れながら振動体と磁気回路を眺めていて、やっと気づきました。もっと早く気づいていれば… まぁ、低音は結構まともになったようなので一安心かな。
まだだめだ…
やっぱりスピーカーの低域のボン付きが解消できてない。
エッジは柔らかくなったと思うので、これだけが原因じゃないということか。ボイスコイルと振動板を繋いでいるクラフト紙の筒かなぁ。これは高域のピークを押さえるために導入して効果があったのだけど、低域でたわみが大きいのかもしれず。補強を入れてみるか…
それか、磁力が弱いかだけど。これだけは如何ともしがたい。これだと振動板を軽くしないといけないんだけど、今の発泡スチロール振動体だと薄くするか小さくすることになるし。紙でコーンを作るしか無いのかも…
スピーカーの手直し
重い腰を上げて、スピーカーの低域のボン付きの手直しに着手。
今回の手直し箇所はエッジの貼り替えなので、まずはエッジの材料である、洗車用の水拭きクロスを入手。とは言っても、引っ越す前だと自転車で3分のところにオートバックスがあったので直ぐに手に入ったのだけど、今済んでいるところはカー用品屋が近所に全く無い。仕方なく6~7キロくらいのところにある(と検索すると出てきた)オートバックスに自転車で向かったのだけど… 案の定、方向音痴なので目的地が見つけられず。コンビニで地図を確認したりしながらなんとかたどり着いて帰宅したら、3.5時間もかかってるし。もう膝がガタガタだよ。
で、夜になっていよいよ貼り直し。今回は手抜きで、紙用の薄手の両面テープでエッジを貼ることに。接着剤で貼るよりも数段楽でしたよ。作業は2時間くらいで完了。
で、結果ですが、ボン付きは解消できたような気がする。あとはエッジがエージングされるのをしばらく待つかな。