トラブル発生
右チャネルの音が変。
ボーカルとかだと気にならないのだけど、ピアノやトライアングルのようなサイン波に近い高い音階の単音だと、音が割れたみたいになる。
DAC 3号機の、抵抗を並べて作ったR-2Rラダー型DACで接触不良か抵抗の断線が起きたに違いないと、テスターとオシロと格闘すること数時間、どうにも解決しない。
もしかしたらDAC以外が原因ではと思いついて、DACのLchとRchの出力を入れ替えても、やはり右chの音が変… DACでは無かった。
結局、スピーカーのボイスコイルがヨークに擦れていたのが原因。小さな鉄くずが入り込んだようで、取り除いたらとりあえず解決。
あちこち自作してるとトラブルのときに心当たりが多すぎ。それだけテキトーに作っているということか…
紙粘土スピーカー
田村さんのアイデアと大沢さんのノウハウを頂いて、紙粘土スピーカーを作りました。
紙粘土スピーカーは、ダイトー PN-15という16cmユニットでも改造して結構いい音がしていたのですが、磁石が貧弱… ということで、蝦名さんがジャンクのCORAL 8F-60という20cmユニットを50円でゲットしたとのことで、それを頂戴しました。こいつの磁石は強力ですので、期待できます。
で、作ったのがコレ。さすがジャンク、コーン紙がボロボロでしたが、残念ながらボイスコイルもイカレていたので、ボイスコイルも作り直しました。
音は、磁気回路が強力なせいか、バキバキに締まった低音が出ます。裸で鳴らしてこの低音のユニットは、あまり無いかも。紙粘土コーンが20cm径だと36gと重くなってしまったためかもしれません。
こいつを使って、新たな実験をする予定。うまく行くかな…??
スピーカーユニットいじり
GW前から、スピーカーユニットいじりをしています。
ノウハウは大沢さんからいただいて、平面ユニットを作ろうと悪戦苦闘中。理由は、せっかく平面バッフルなのでユニットも平面にしようという単純なものだったり。紙でコーンを作るのは精度が厳しそうなのもありますが。
で、紙粘土とかバルサとかと格闘しているのですが、やっていることは小学生の夏休み工作レベル。やっていると楽しいですよ。精度も、押さえるべきところ以外は結構適当でも大丈夫です。工具も、カッターナイフ、コンパス、ボンド各種(スーパーX、セメダインC、G17など)、両面テープ、ハンドドリル、半田ごてくらいですし。材料も、紙粘土orバルサ、ダンパ用の糸、和紙、車掃除用のセーム革もどき等で、東急ハンズで全部そろいます。
あと、ユニットいじりの良いところは、スピーカー箱とちがって小さいのでたくさん作っても邪魔にならないこと。箱は邪魔ですからね…
キット頒布の難しさ
キット頒布の難しいところに、頒布価格の設定がある。
あくまでも趣味の範囲で頒布するのだから、儲けを出すつもりは無い。もちろん赤字になるのは論外だが、部品代と発送費用だけ賄えれば良いとも思う。実際には、部品屋への交通費、試作に要した費用、当然ながら開発に費やした工数が掛かっている。
ここで、簡単な確認をしてみる。部品代+発送費用+試作費用等で5000円のキットを50個頒布するとして、頒布価格をいくらにするかで、下表の結果となる。ここで、損益分岐と書いているのは、マイナスからプラスになる(つまりトントンになる)キット頒布数で、この数まで頒布しないと赤字になる数字である。
不良在庫による赤字以外にも、キットの致命的バグによる返金、クレームによる損害、発送事故による損害など、いろいろなリスクが考えられるため、原価よりはプラスの頒布価格にすることになる。
たとえば6000円とすると、最終的な利益は5万円となり、妥当に思える。ただし、この場合には、赤字にならないためには42セット以上の希望者が必要となる。よほど魅力的なキットならばともかく、私の経験では50セットだと全数が出るには1〜2ヶ月を要する。魅力に乏しいと、42セットに届かない可能性も高い。
かと言って、10000円に設定すると25セット出るだけで赤字脱出だが、希望者が少なくなるだろうし、全数出たときの最終利益が25万円といたずらに大きくなってしまう。そもそも、25万円もの利益を手にしたら、趣味ではなくなってしまうような気がする。(私が古風なだけかも?)
いままで2回キットを頒布したが、この頒布価格設定が一番悩んだ点である。これからキットを頒布しようとする人は、赤字にならない程度に良心的な頒布価格を心がけてもらえれば、アマチュアキット頒布の未来も明るくなるだろう。
ちなみに、たとえば商売として販売するのであれば、原価率は30%くらいに設定するようだ。この例では16000円(高い!)で、55万円の利益となる。これでも、毎月50セットを完売してやっと一人分の食い扶持である。やはりオーディオは職業にせず、趣味に留めた方が無難なようだ。
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自分は商売に向かないなことがわかった気がするな
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一度やるのは勉強になりますよ。
キット頒布を続けてやっておられる方には、ひたすら感服するばかりですが。
引っ越し完了
やっと、引っ越しも一段落。
今日、やっとスピーカーのセッティングが完了して、TV以外から音が出るようになりました。
スピーカーも、新しいユニットで実験中。なかなか良いかも…
お引っ越し〜
来月引っ越すことにしたので、ただいま準備中。
なんでこの部屋には、こんなにゴミがあるんだろう…
というわけで、オーディオもホームページ更新も、すべてが滞っています。通勤中にhtmlファイルはVAIO U101で作れるけど、図は自宅のMacのAppleWorksじゃないと作る気がしないので。
というわけで、掲示板への返事も滞ると思います。申し訳ありません。
アマチュアのキット頒布
http://khimaira.seesaa.net/article/1649380.html
アマチュアでキット頒布をしようとする人が、また現れたようだ。
たしかに、キット頒布は面白いし、良い経験になる。2回目以降は辛いだけだが、一度はやってみて損はしないだろう。
ただし、先日も書いたように、マナーと言うか感性を疑う人もごく一部にいるので、そう言う人にぶちあたると、やりきれない思いをするんじゃないかな。
また、なぜキット頒布をするのか、もう一度考えたほうが良いかもしれない。
・自分の回路を世に問うてみたい
・自分が良いと思っている音を他の人にも聞いてほしい
・基板を発注すると最小枚数でも余ってしまうので、もったいない
・なんとなくかっこよさそう
・小遣いを稼ぎたい
いろいろ理由はあるだろうが、まぁ頑張ってみてください。応募者が良い人ばかりだといいですな。
キット頒布の発送完了
今日、ATAPI CD-ROMドライブコントローラキット 第2回頒布の最後の発送が完了。やっと一息つけます。
ところで、いまのうちに書いておきますが、第3回の頒布は行うつもりは全くありません。要望を私に送ってきても無視しますので。
部品を揃えるのに数十万円の持ち出しでスタートになることや、部品を取り寄せて袋詰めにする手間は大したことはありません。面倒なのは、在庫個数と入金と発送の管理。ほとんど儲けは無いとは言え、他人様のお金を預かる以上は気が抜けません。
今回のキットは基板の最小ロット数の関係で最小キット数は100セットとなり、一度に2セット希望する人をいれても70人程度を相手にすることになるわけですが、たまに入金や発送その他の問い合わせや質問をする人がいるのです。しかも返事をしないと腹を立ててたりするし。最初の応募の返事のために70通のメールを書くだけでも結構手間なのに、入金や発送の問い合わせやもろもろの質問の返答メールを書くのは、普通のサラリーマンの私には辛いものがあるのですが… まぁ、相手から見ると私とは1対1なのでしょうけど。もっとも、私の発送が遅れたために、至極もっともな問い合わせを受けたことも何度かあったりしますが。
実は、私がもうキットの頒布をやりたくないという本当の理由は、キット頒布の理由がよく分からなくなったためです。キットを提供することでオーディオ工作、デジタル工作を体験してもらい、最後は自分で設計とまではいかなくても雑誌やWebの製作記事を元に製作できるところまで出来るようになってほしいと思って始めたわけですが、どうやらキットを作り散らかすだけの人が、ごく少数ながらいるようです。しかも、次々にキットを購入しては、気に入らないのか次のキットを購入する資金にしたいのか、第三者にオークション等で売りさばいている始末。アマチュアが自分の時間を使ってまで原価率が非常に高い頒布をしている理由が分からないのでしょうか。こんな奴らがいては、頒布のモチベーションなんて下がりっぱなしです。例えば、友人から譲ってもらったものを、その友人に黙ってオークションで売る人がいるでしょうか? 多分いないでしょう。それと同じことを期待するのは、無理なのでしょうか… 商売としてきっちり儲けを出すのに原価率を30%くらいにできれば割り切れるかもしれませんが。
というわけで、キットのネタも無いわけではないですが、頒布は行いませんので。あしからず。
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第一弾キット購入していますが、未だ稼動していないので、申し訳ないですー
DAC 3号機
やっと完成。
PGA2310を使ったデジタル制御ボリュームも組み込んでいるのだけど、ノイズが載っちゃうので対処していたのだ。
原因は制御に使っているマイコン (AVR ATtiny26L)と共通のデジタル側の電源にノイズが載っていて、それを拾っていたせいで、結局基板を作り直す羽目に…
で、我ながら、かなりいい音!!!
作ってすぐはいつもそう思うのだけどね。
だが、気合いを入れて作りすぎたので、ホームページに載せる製作記事を作るのがメンドクサイ。
いつになったら公開まで漕ぎ着けるのやら。
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上野さんのブログ
アンプ仲間の上野さんがブログを立ち上げました。
この自作DACが実に良い音です。私のPCCDPでもかないませんでした。
…
とりあえず
始めてみますか。
王道でMovable Typeで。
軽くするアイディア
1、紙粘土の中に軽い素材を混ぜ込んではどうか?発泡スチロールとか
2、中を空洞にする 固まった後、溶かして抜く 蝋?
3、オーブンで焼いたら・・・燃えちゃうか
何かないかねー
高橋@小平
2005年6月13日 月曜日 2:38
> 1、紙粘土の中に軽い素材を混ぜ込んではどうか?発泡スチロールとか
この紙粘土も、かなり軽いので…
均一に混ぜ込むのは難しそうです。
1cmくらいの発泡スチロールの塊を埋め込むのは、アリかも。
> 2、中を空洞にする 固まった後、溶かして抜く 蝋?
> 3、オーブンで焼いたら・・・燃えちゃうか
この紙粘土は、暖めると変質してしまうのです。
単なる円錐ではなくカーブさせれば良いのかもしれませんが、造形が難しそう… 型から抜けなくなりそうです。
乾燥後にリブ状に残しながら肉抜きのために切り取るのは良いかもですね。
上野@神奈川
2005年6月13日 月曜日 2:38