キット頒布の発送完了
今日、ATAPI CD-ROMドライブコントローラキット 第2回頒布の最後の発送が完了。やっと一息つけます。
ところで、いまのうちに書いておきますが、第3回の頒布は行うつもりは全くありません。要望を私に送ってきても無視しますので。
部品を揃えるのに数十万円の持ち出しでスタートになることや、部品を取り寄せて袋詰めにする手間は大したことはありません。面倒なのは、在庫個数と入金と発送の管理。ほとんど儲けは無いとは言え、他人様のお金を預かる以上は気が抜けません。
今回のキットは基板の最小ロット数の関係で最小キット数は100セットとなり、一度に2セット希望する人をいれても70人程度を相手にすることになるわけですが、たまに入金や発送その他の問い合わせや質問をする人がいるのです。しかも返事をしないと腹を立ててたりするし。最初の応募の返事のために70通のメールを書くだけでも結構手間なのに、入金や発送の問い合わせやもろもろの質問の返答メールを書くのは、普通のサラリーマンの私には辛いものがあるのですが… まぁ、相手から見ると私とは1対1なのでしょうけど。もっとも、私の発送が遅れたために、至極もっともな問い合わせを受けたことも何度かあったりしますが。
実は、私がもうキットの頒布をやりたくないという本当の理由は、キット頒布の理由がよく分からなくなったためです。キットを提供することでオーディオ工作、デジタル工作を体験してもらい、最後は自分で設計とまではいかなくても雑誌やWebの製作記事を元に製作できるところまで出来るようになってほしいと思って始めたわけですが、どうやらキットを作り散らかすだけの人が、ごく少数ながらいるようです。しかも、次々にキットを購入しては、気に入らないのか次のキットを購入する資金にしたいのか、第三者にオークション等で売りさばいている始末。アマチュアが自分の時間を使ってまで原価率が非常に高い頒布をしている理由が分からないのでしょうか。こんな奴らがいては、頒布のモチベーションなんて下がりっぱなしです。例えば、友人から譲ってもらったものを、その友人に黙ってオークションで売る人がいるでしょうか? 多分いないでしょう。それと同じことを期待するのは、無理なのでしょうか… 商売としてきっちり儲けを出すのに原価率を30%くらいにできれば割り切れるかもしれませんが。
というわけで、キットのネタも無いわけではないですが、頒布は行いませんので。あしからず。
第一弾キット購入していますが、未だ稼動していないので、申し訳ないですー
高橋@小平
2005年1月18日 火曜日 11:51