能登半島ツーリング
4/29~5/7にかけて、バイクでキャンプツーリングに行ってきた。
●4/29(木) 晴れ
茨城県那珂市で常陸管球の会の発表会があり、手作りアンプの会から斉藤さんがアンプを発表するので参加。15:30に終了後、12kmほど離れた辰ノ口親水公園に向かい、カーナビのおかげで迷わず到着。ここは無料でキャンプをさせてもらえるありがたいキャンプ場で、窓口で申し込むだけ。無料だけあって、炊事場は無く蛇口が一つと、少し離れたところにトイレがあるだけ。
自分以外ではおっさんのグループと夫婦連れの2グループだけで、とても静か。芝生は先客のテントがいたので、少し離れた草地にテントを設営した。
夜は結構寒かった。シュラフ(寝袋のこと)の中にインナーシーツ、外にシュラフカバーと3枚重ねでも夜中に寒さで目が覚めてしまった。
走行距離:121km
●4/30(金) 晴れ
7:25発。ツーリングマップルでお勧めの県道32号線を通り、国道293号線で日光に向かう。観光する余裕も無く日光を通り過ぎ、中禅寺湖へ。
今回の荷物は、リアキャリアに縛り付けているのとナップサックとウエストバッグ。ちょっと重心が高めだがコンパクトにまとまってるかな。
峠から見た中禅寺湖。
その後金精峠を10km程登ったところで、ガス欠ランプが点灯。KLX125はランプ点灯後も70kmくらいは走れるらしいけど、標高も高くて燃費がどうなるかもよく分からず、引き返すか進むかで迷う。意を決して進むことにしたが、路肩に雪は残っているし小雪も少し待ってたりでとても不安。
途中の休憩所で店員に聞いたら「ここから先はずっと下り坂だから問題ない」とのことだったので一安心。すいとんがうまい。
下って行くとガソリンスタンドがあり、なんとかガス欠にならずに済んだ。その後一路キャンプ場へ。群馬県高山村のKOA上毛高原キャンプグラウンドというキャンプ場で、オートキャンプ用のところらしい。本当は公営のところにしたかったのだけど、5月にならないと開設されないので仕方ない。風呂付きで2000円とまぁ許せる料金なので良いか。周りはオートキャンプの家族連れだらけでうんざりだった。夜は猛烈に寒く、100円ショップの使い捨てカイロでなんとか夜をすごした。
走行距離:230km
●5月1日(土) 晴れ
8時15分出発。面白そうな峠道を選んで走るということで、草津を経由して志賀高原へ。草津で温泉につかりたかったけど、途中で温泉に入ると体力を消耗するので我慢。志賀高原は、とても寒い! なんと気温4℃。雨合羽を防寒着として着こんで走る。
途中、硫化ガス噴出中な地帯があったりでなかなか面白いけど、KLX125の非力なパワーでは車の流れを妨げないよう上り坂を登るので懸命で、あまり楽しむどころではなかったり。やっぱりもう少しパワーが欲しい…
志賀高原から奥滋賀へ抜けてみようかと思ったら、冬期閉鎖されててビックリ。もう5月なのに… 失意のうちにカーナビ任せで走ったら、結局面白いルートを選んでくれてたみたいで結果オーライ。その後、野尻湖キャンプ場へ。
野尻湖キャンプ場は1050円となかなかリーズナブルで、バイク4、自転車1、オートキャンプ1とバイク比率の高いところだった。でもあまりに寒くて、夜はライダー同士で話をすることも無く少し寂しかった。
朝方はかなり冷え込んだらしく、バイクのシートの朝露が凍っていた…
走行距離:200km
●5月2日(日) 晴れ
野尻湖からまっすぐ北に向かい、日本海沿いに富山県高岡市へと、目的地の能登半島に向かってひたすら走る。国道8号線はひたすら流れが速くて怖い。80kmペースくらいはあったんじゃないかな。見知らぬ道のブラインドコーナーはさすがに速度を殺して走るしか無いんだけど、それだと流れに乗れない… それに妙に眠いと思ったら、気温が20℃くらいあったみたい。今まで寒いところを走ってたからなおさら。
途中、道の駅で名物のタラ汁定食を食す。うまい。
雨晴(あまはらし)松太枝浜(まつだえはま)キャンプ場は、海水浴場の松林をキャンプ場として解放していて、無料と嬉しい施設。オートキャンパーも多いけどバイクもそこそこいる。地面が砂地だと寝心地が良い。
ちなみにオートキャンプの家族連れは、子供はうるさいし装備は過剰に豪華だしで、わざわざキャンプ場で家と同じことをしてどうするんだと言いたくなる。もっと自然を楽しんだ方が面白いんじゃないかな。
早起きしたので朝日を撮影。
走行距離:203km
●5月3日(月) 晴れ
せっかく能登半島まで来たので、兼六園へ。まぁ、日本庭園はそんなにエキサイティングなものではないね。
その後、能登半島を一周。海沿いの道も悪くはないんだけど、左手にしか見えないので走っている最中に堪能することは出来ず、微妙につまらない。それにしても、能登半島はほとんど信号がないのでひたすら走る羽目になってしまい、疲れる。気温も22℃と高かった。
途中、千枚田というのがあったので立ち寄ってみた。減反なご時世に、こういう苦労してまで稲作するのは割が合わないんだろうなぁ。
ほとんど観光もせず、キャンプ場に到着。見附島シーサイドという、有名な見附島の目の前にあるキャンプ場。1300円とまぁまぁリーズナブル。
走行距離:246km
●5月4日(火) 晴れ
能登半島も残り1/3くらい。途中、能登島も能登島大橋を渡って一周してみたり。
能登半島を一周してみたが、あまり面白いところではないと思う。まぁ良い記念になったかな。
その後、高岡市で学生時代の友人M君と会った後、飛騨へ。涼しいかと思ったら、23℃もあるよ。
能登半島や飛騨にあるのが、道路に刻まれた熊手の痕のような縦溝。暴走族対策なのか凍結対策なのかよく分からないけど、バイクだとタイヤが弾かれるような感触で非常に怖い。どうにかしてくれ…
翌日は安房峠を越えようと思ってたら、冬期閉鎖だそうで。高山経由で迂回するしかなくてがっかり。
平湯キャンプ場は900円となかなかリーズナブルな山の中のキャンプ場だったが、やはりオートキャンパーが多い。夜は近くの温泉でゆったり。
走行距離:307km
●5月5日(水) 晴れ
高山経由で長野へ。目的地の能登半島はもう行ってしまったので、後は帰りに面白いルートを通るだけなんだけど… 同僚がお薦めしてた見延温泉はキャンプ場が無いらしくて残念。身延の地図を見てたら東隣の田貫湖にはキャンプ場があるらしく、そこを目指すことにした。
途中、杖突峠で高遠蕎麦を食べる。正直な話、蕎麦はあまり食べたことが無くてどういうのが美味いというのかよく分からなかったり。うどんの方が好きなんだよね。杖突峠からは眺望がいいらしいので写真に撮ってみたが、コンデジだとうまく撮れないね。
田貫湖キャンプ場は2300円と高い。きれいだし芝生で快適だけど、学生のグループが夜までラジカセで音楽を大音量で流してて迷惑。つい苦情を言いに行ってしまった。
富士山から登る朝日を撮影。
走行距離:313km
●5月6日(木) 晴れ
まだ休暇はあるので、富士山に登ることにした。125ccでも富士スバルラインはOKなのだ。本栖湖→精進湖→西湖→河口湖と経由して、富士山へ。
本栖湖
精進湖
西湖
河口湖
富士山はやはり険しくて、KLX125だと非力さを痛感してしまう。6000回転あたりをキープして登れば良いのかもしれないけど、エンジンへの負担が大きそうでためらってしまった。とりあえず終点の5合目からの富士山の眺め。
その後、富士五湖の最後となる山中湖を経由して、伊豆へ。
山中湖
伊豆一周の入り口として、沼津の大瀬崎へ。大瀬崎テント村に到着したら、利用客は自分一人。しかも良い意味で野趣溢れる、悪く言うと手入れがされていないキャンプ場。落ち葉だらけだし、テント設営場所には雑草が生えてるし、トイレには10cmくらいある蜘蛛がいるし。まぁ静かで良かったけど。
走行距離:252km
●5月7日(金) 曇りのち雨
伊豆を一周して、丹沢あたりに泊まろうという計画で出発。海沿いに伊豆半島を回る。最南端の石廊崎には、崖にへばりつくように建つ石室神社がありなかなか面白い。でも石廊崎はかなり寂れていた。もう少しマーケティングをなんとかすれば観光客も来そうなものだけどなぁ。
伊東のあたりで、ツーリングマップルお勧めのふしみ食堂で刺身定食を食べる。量も多くて満足。
さらに走っていると、雨が降り出す。かっぱを着てしばらく走るが、本降りになってきたので、めんどくさくなって帰宅することにした。カーナビだと16時半には到着すると出たが、都内を横断しなければならないのでもっと時間がかかる。結局帰宅したのは19:00だった。疲れた…
走行距離:330km
●感想
KLX125は、非力ながら乗っててとても楽しい良いバイクだと実感した。燃費も46km/Lとすばらしい。下道だと、街中を通らなければ朝8時から昼3時までで230kmくらいは走れそう。
キャンプツーリングもだいぶコツがつかめたので、夏には北海道に行くかな~。
リッター46kmですか~凄い。
GWとは言え、みちのくは案の定寒く(もっと寒い所へ行かれてますが・・・)、
灯油を追加していました。
最近の道路事情は車の性能が上がったせいで、
バイク有利の学生時代とは変ってきています。
高はし
2010年5月9日 日曜日 10:36
普通に乗れば40km/Lにはなりそうです。FI化のメリットは大きいですね。
でもバッテリ上がりが怖いですけど。
東北も寒そうですね。八幡平とか恐山は夜は猛烈に寒いんでしょうね…
学生時代に10月下旬に行きましたが、本当に寒かったのを覚えています。その時もテント泊をしましたけど。
しかしホント、バイクは肩身が狭いですね。80km/h巡航ですら辛いのに、一般道で85km/hで走られると原二には辛すぎです。それと駐輪場が無いのに路駐の取り締まりをするのは、どーにかしてほしいもんです。
うえの
2010年5月9日 日曜日 10:36