上野智弘の日記

日常をだらだらと綴る


尿路結石 その2

数日入院してました。

10月19日に、右の腎臓から尿管に落ちてきた11mmの結石を衝撃波破砕したんだけど、失敗。狭い処置用ベッドの上で医者に「右に寄れ」とか「上に寄れ」とか指示されて混乱しつつも要望に応えていたんだけど、「呼吸が大きいから小さくしろ」という指示。言われた通り呼吸を小さくしようと意識してスーハーしてたら、呼吸を意識せず自然に呼吸しろとの追加指示。衝撃波破砕の際は、呼吸で腹が上下するのにあわせて結石も上下するので照準の自動追尾(?)の機構があるようなのだけど、自然な呼吸なら規則的に等間隔で上下するので照準が合わせやすいが、意識した呼吸だと等間隔にならず照準が合わないらしい。でも呼吸を意識するなと言われても、なかなか難しく…

医者から「なんで意識せず呼吸ができないんだ」「女子供でもそれくらい出来るぞ」と(口調は丁寧だったけど)罵声を浴びせられ、数十発の衝撃波を打ち込んだだけで中止。本当は40分くらいかけて数千発打ち込むのだけど。2〜3週間後に再び衝撃波破砕をやるとのこと。

 

衝撃波破砕を受けた頃は、右の腎臓が尿を作っても出口の尿管が塞がっているので腎臓が膨れて苦しいのが自覚できてたけど、数日したら苦しくなくなっていた。生活は楽だったけど、右の腎臓には良くない状態だったらしい。

11月9日に再度病院に行ったら、衝撃波破砕ではなく内視鏡で破砕しましょうとのこと。11mmと大きい結石だと衝撃波破砕でも4〜5回となり、砂状に破砕できても結石の上下に粘膜状の遮蔽物が出来ていた場合は流れにくくなることもあるらしいが、内視鏡ならば1回で確実に破砕して除去できるらしい。1週間入院コースだと言われたので仕事の関係もあって来年1月でも良いかと訊いたら、右の尿管は完全に詰まっていて右腎にダメージが蓄積し続けるので1月まで待てないそうで、11月17〜23日に入院して手術することになった。

内視鏡での破砕は「経尿道的尿管結石破砕術」というもので、名前の通りアソコの先から内視鏡を尿管にある石まで突っ込んでレーザーで破砕するというダイナミックなもの。全身麻酔なので1週間の入院になるらしい。それと、腎臓から膀胱までの尿管の中にステントという細いゴムチューブを通しておくとのこと。

17日PMに入院して、18日AMに手術。全身麻酔と聞いていたのでガスを嗅ぐだけかと思ったら、脊椎麻酔も併用だった。2時間もせず病室に戻ってきて、翌朝までおとなしくベッドで安静。翌日からは点滴はあったが歩き回ることも出来て、順調だったので21日には退院した。

ただ、脊椎麻酔の副作用で手術の2日後から頭痛がして困った。脊椎麻酔後頭痛というもので、寝転がっていると平気なのだが起き上がると頭痛と吐き気がする。退院のときは死にそうな思いでタクシーで帰宅した。22日は有給休暇にして、退院してから今日まで3日間寝込んだらなんとか治ったかな。

あとは1週間後に外来でステントを抜去すれば完治かな。そのときはまたアソコの先から内視鏡を入れるらしいのだけど…

2011年11月23日 水曜日 8:06

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