レコードプレーヤー
この歳になって今更ながら、レコードプレーヤーを初所有した。
小学生の時に兄がパイオニアのステレオセット (当時は高校入学祝いでバラコンポのセット品を購入してもらっていた。おそらくプレーヤーはPioneer PL-570)を導入したのでレコード自体は聞いていたが、高校生になると兄がCDプレーヤーを購入したので以降はレコードを聴くことは無くなった。
先日、ふと思い立ってヤフオクでジャンクのレコードプレーヤーをゲット。Pioneer XL-1550で、通電のみ確認済み品を1900円で落札。送料の方が高い…
現品は、さすがに不具合が色々とあり楽しませてもらった。
- モーターの回転が速く、擦れる音がする
3倍速くらいで回転してたので駆動回路の不具合を疑ったが、ダイレクトモーターの軸下部のオイルが不足してたようで、シリコンオイルを補充したら直ってしまった。オイルは多すぎても少なすぎても良くないようで、適正量はよく分からない。これだけでとりあえず普通に音楽再生できるようになった。 - 外装の化粧ボード劣化
ボディーはMDFで化粧ボード仕上げなのだが、化粧ボードが劣化で表面の木目フィルムがペリペリと剥がれている。ボディーの角はぶつけたのか化粧ボード自体が剥がれかけていたり。化粧ボードを全部剥がして木工パテとボンドシールプライマーで表面を整え、100均のリメイクシートを貼ってみた。オリジナルにあったレタリング (天板手前の文字列)も救出して貼り付け。近くで見るとイマイチな仕上がりだが、遠目でならそこそこ。 - 出力ケーブルが腐っている
出力のピンケーブルが腐ってベタベタしていたので、ケーブルごと交換。トーンアームの内部配線もモガミ2706に交換。電源ケーブルはまだ使えそうだったのでそのまま。 - ストロボが光らない
ネオン管が切れているのかとヒヤヒヤしたが、電源基板のヒューズが切れているだけだった。ヒューズ交換で無事点灯。 - 金属部品の腐食、汚れ
紙やすりとピカールで磨いたらそこそこ綺麗に。 - アクリルカバーの割れ
アクリル接着剤で補修予定。
針は付属していて、おそらく純正のPC-330/IIだと思う。普通に音も出て使える感じだったが、念のためシェル付きのオーディオテクニカAT-VM95E/Hを購入。フォノイコライザーはプリアンプのMaranz AV-7005にMM用のが付いているが、ART DJ PRE IIを購入した。
さて、音だが… 普通に鳴っている。CDでも持っている曲と聞き比べると甘い音なのは、まだ追い込みができてないからかも。でも聞いている分には、これはこれでアリかもなぁという感じ。
レコード盤自体は兄が持っていたものばかりなので、今度中古レコード屋に行ってみますかね。