サラウンド
今度購入予定の映像ソフトが『DTS-HD Master Audio 2.1ch』というのに対応しているらしい…のだけど自宅のオーディオ機器はストイックに2chしかない。というわけでいろいろ調べてみた。
理想的なのはサラウンドをデコードするだけのプリアンプのようなもので、メインアンプは腐るほどある真空管アンプを使うことなのだが、そんなのは一部の高級機だけのようだ。AVアンプというのもサブウーファーを別に購入しなければならないのでイマイチ。
あーだこーだと悩むこと10分ほど、さっくりと安いシステムを購入してみた。ONKYO HTX-25HDXというもの。
小型のスピーカーが2個とアンプ内蔵のサブウーファーで¥21,000と失敗してもあまり痛くない。おまけに内蔵アンプは5.1ch用に外部スピーカーが5個もつなげられ、それぞれ30Wとなかなかのもの。
早速システムに組み込んでみたが、なかなか難しい。メインで使っている大型自作スピーカー/真空管アンプ/DACをフロントスピーカーに、HTX-25HDX付属の小型スピーカーをサラウンドスピーカーにしようとしたのだけど、HTX-25HDXにはラインアウト出力が無いので、BDプレーヤー → HTX-25HDXのフロントスピーカー出力 → TVのHDMI入力オプションのアナログ入力 → TVの光出力 → 自作DAC → 真空管アンプ → スピーカーという非常に遠回りな接続をする羽目に。しかもTVのアナログ→光変換なのか自作DACなのか変換に時間がかかるので、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーの音声に時間差が出来てしまい、HTX-25HDXのスピーカー設置距離のパラメータ設定で逃げようとしたのだけど調整しきれず実用に堪えられない結果となった。
試しにHTX-25HDXのフロントスピーカー用アンプ出力に自作スピーカーを接続してみたところ、実用に十分堪えられる音がしてるじゃないか… 苦労して作った自作DACと自作真空管アンプの立場が無い(苦笑)
HTX-25HDXの入力は、HDMIx3、光x2、同軸x1、アナログx2と非常に充実しているので、これで完結しても良いんじゃないかなとすら思っている。気が向いたら自作DAC+自作真空管アンプに繋ぎかえて聴くことにしよう。