上野智弘の日記

日常をだらだらと綴る


スピーカー測定

石田さん、竹内さん、内山さんに先日聴いていただいた拙宅のスピーカーだが、OmniMicで測定したところ、900Hzと3kHzに結構大きなディップのあると指摘されてしまってた。下図は軸上50cmでの周波数特性。

対策を検討するためのデータ採集方法まで教えていただいていたのだが、重い腰を上げてやっと今日測定してみた。スピーカーのどこからどういう周波数特性の音が発生しているのかを調べるために、スピーカーの振動板から数mmの至近距離で、振動板の中心から末端まで1cm間隔で周波数特性を測定するというもの。

振動板は直径20cmで、0が振動板の中心(0cm)、10が振動板の末端(10cm)。

中心部(0cmと1cm)で10kHzあたりのピークがあるが、軸上50cmでは目立っていない。面積が小さいのでエネルギーが小さいのだと思う。

問題の3kHzのディップは、2cmから10cmまですべてで落ち込んでいるようだ。振動板が発泡スチロールの塊なので固有振動があるのか、エッジかダンパ糸の固有振動なのかもしれない。応急処置で、中心部を隠すように(でも振動板には触れないように)粗毛フェルトのデフューザーを付けてみたら、3kHzのディップが改善されたように見える。しばらくこれで聴いてみるかなぁ。

2012年3月30日 金曜日 9:34

カテゴリー:スピーカー改造